女が仕事で泣く時。
2003年3月19日それは約二年前のこと。
新入社員研修のときに女性先輩社員に言われた言葉。
『・・・それから女の子ら。あんたたち、いい?
辛いことはこれからたくさんあるだろうけど、
会社の中では泣くんじゃないわよ。』
はい。
なにぶん素直な性格ですから。仰せの通りに。
会社の中で泣いたことは未だ御座いません。
しかしながらやはり辛いことは起こるもので。
私:「・・・(やばい。泣く。これは泣く。)」
リーダー:「どうした?」
私:「・・・すいませんちょっと外出しますっ」
リーダー:「は?て、今19時だぞ?あ、おいっ」
走る。走る。走る。
がっしがっしと階段駆け下りて。
トイレのドアを蹴破る勢いで。
ようやく一人になった途端。
あふれだす涙。
号泣。
そう、号泣。
一年目はそんなこともありました。
ふう。
二年目にもなると。
泣く場所にも、困る。
中央線ロマンス。
2003年3月15日電車にて居眠り。
飲みかけの缶コーヒーを片手にこっくりこっくり。
ふと遠慮がちに肩を揺さぶる手を感じて目を覚ます。
「あの・・・」
?
「コーヒー・・・こぼれてます」
・・・。
げ。
手元に目をやると傾いた缶からはコーヒーが滴っていて。
ベージュのスプリングコートの裾は見事に琥珀色。
「ご。ごめんなさいっ。ありがとう。」
いえ、と柔らかく微笑んでそのままホームに降りゆく背中。
そんなわけで春です。
梅は咲いたか桜はまだか。
御茶ノ水駅付近にて。中央線ロマンス。
只今AM3時。
2003年3月14日やっちまいました、タクシー帰宅。
月:終電
火:終電
水:疲労と怒りで20時過ぎに強制退社
木:タクシー
結果:木曜ノ現段階デ今週平均睡眠時間4時間デス。
明日も会社です。えへ☆
こんな週に限って日記を毎日更新してるあたり、
ほんっと無駄に負けず嫌い。笑
Congratulations on your success!
2003年3月13日宣言。
2003年3月11日本日某外資系広告代理店での業務打ち合わせ。
"Nice to meet you."
"This is our staff,・・・"
"Nice to meeting you."
"Thank you very much."
青い瞳のクライアントに対して言えたのはこれだけ。
クライアントとスタッフの英語でのやり取りを
わざわざスタッフに日本語訳してもらうこの惨めさ所在無さ。
仲介屋だけが英語喋れないなんて。
か、かっこわりぃ。
一丸発起。
英語を勉強することをここに宣言致します。
驚愕。
2003年3月10日は?
なんて?
辞表出した?
モロッコ行く?
ま、ま、まじで?
えーーーーーーー!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
もう、ホントに。
いつもあんたはそうだよ。
不言実行ってか、いつだって事後報告。
相変わらずびっくり箱みたいなひとだ。
取り敢えず、今度。飲みにつきあうべし。
ごめんなさい。
2003年3月9日文章を読んでどう感じるかは自由。といいつつ
国語の読解テストにおいて容赦なく正解・不正解があるこの不思議。
そう、感じ方は自由だけれど。
作家は作家なりに読者に感じて欲しいことがある。
音楽もまた然り。
そういうわけで、ミュージシャン様方。
私は謝らねばなりません。
今まで私は貴方が「聴いて欲しいと思う音楽」を誤って聴いておりました。
本日夕方、MDコンポ到着。
聴きなれたはずのCDなのに流れてきたのは初めての音。
貴方はこの音が聴かせたかったんですね。
貴方の声はこんなに鋭く澄んだ声だっんですね。
てか今までなんて酷い音で聴いてたんだ。
ン何年損した気分。
理想と現実。
2003年3月8日売上を作るのが営業です。
間違い無い。
ですが、売上を作るためには営業活動以外にも
いろんな職務を兼ねるこの仕事。
そう、例えばキャリアカウンセラーもどきのようなことも。
***************
新規で登録に来たスタッフの中の一人に
紹介したい仕事があったので直接本人と面談。
「この仕事はどういう理由で選んだんですか?」
「なぜここを辞めたんですか?」
「それで次に選んだのがこの会社ですよね?」
「今後はどういうキャリアを考えてますか?」
機械的にならないよう気をつけながら質問を重ねていく。
過去の職歴・職種からすると、一見「?」が多いこの人。
でも話を聞くとそれぞれに事情があって、考えて、
でもやむを得ない結果に至った末での転職・退職。
「次の仕事は本当に納得いく職場で気持ちよく、長く勤めたいんです。」
切羽詰った表情。
「派遣は初めてですよね。今回なぜ派遣で働こうと思われたんですか?」
という私の質問に、
「私のこの職歴と年齢だと正社員で厳しいのも現実で・・・。
派遣ならプロの派遣会社が私を見て合った仕事を選んでくれると思うし、
会社に対しても私のような人間が合うと思って紹介してくださるんでしょうから、ミスマッチがないと思いました。
今もこうして・・・ひゃっかさん、ずっと私の話を聞いてくれて。
ひゃっかさんが紹介してくれた仕事だったら
きっと私、長く落ち着いて仕事できる。頑張れると思います。」
と。
困った。困った。困った。
仕事に対して安定を求める人には派遣は合わない。
一人暮らししている女性には特に。
面接時に聞いていた内容とあまりに食い違った仕事、
かつあまりに酷い職場環境だったために退職したという前職。
相当トラウマになっているようで。
スタッフのニーズにベストマッチした会社を。
会社のニーズにベストマッチしたスタッフを。
もちろん努力してるけど、やはりミスマッチは起こり得るもの。
しかも私が紹介しようとしている会社は新規のベンチャー企業。
既存クライアントなら仕事内容も職場環境も把握しているから
紹介しやすいけれど、その新規クライアントは規模が小さく、
曖昧な点もあり、「入ってみてもらわないとわからない部分」が多い会社。
困った。困った。困った。
それに。なんだかどうやら、私を信用し過ぎてる。
「派遣の営業なんて、嘘つきで調子良い奴ばかりですよ」
言いたいのをこらえて派遣のメリットだけでなくデメリットも十二分に説明。
派遣てそんな悪いもんじゃない、
と思うからこの仕事をやれてる部分があるのも事実だけど。
派遣てそんないいもんじゃない、
と思うのもまた事実。
営業をやってる私が言うのもなんですが、
一長一短だと思うのです。
そして、なにより貴方の人生。
他人に100%委ねちゃいけない。
信用しすぎてはいけない。
寂しいことを言うようだけれど。
信用する時は、裏切られた時のことも想定して。
「裏切られる可能性があってもそれでも信用する」という選択をしたときは、
「その選択をした自分」に責任を持って。
個人的にはもっともっと言いたいこともあるけれど。
会社として、看板しょってやってるから言えないこともあるわけで。
どっと疲れた一日。
他人の人生なんて背負えない。
受信メールより。一部抜粋。
2003年3月6日『君の言葉、ちゃんと僕に伝わってますよ。
僕なりの理解で、だけど。
僕の言葉、ちゃんと君に伝わってますよ。
僕の想像を上回る、君なりの理解で。』
返信メールより。一部抜粋。
2003年3月5日『・・・でも気の利いた言葉も言えないので、
ある人に最近言われた言葉をそのまま贈らせてください。
“壁は乗り越えられる人に乗り越えられるだけの高さで用意される”
乗り越えてください。できるだけ楽しんで。』
三流イメージをぶっとばせ。
2003年3月2日さて毎回なんやらかんやら買物しております週末。
今日はMDコンポを買いに電気屋へ。
ってか電気屋のお兄さんまとわりつきすぎ。
あまりに過剰かつ強引な売り込みは嫌われますよ。
人の反応見てから接客しないと。
営業も販売も合通じるところがありますからね、
お互い日々是精進、ですな。
で。
ONKYOやKENWOODなどいくつかのMDコンポを見て聴いて回り、
結局購入したのはAIWA。
そう、SONYに吸収合併されるAIWA。
(AIWAの新ロゴはこちら↓)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030108/aiwa1.jpg
音・デザイン・機能を比較して、
最後に残ったのがKENWOODとAIWAで。
KENWOODのMDコンポと
AIWAのMDコンポ&サブウーファーがほぼ同じ値段。
で、サブウーファーの重低音にやられました。
KENWOOD派だったお兄さん、すまんね。
ブランドイメージは関係ない。
自分の耳で選んで決めたからいいんです。
魂は売るな。
2003年3月1日この業界、営業が多忙なのは周知の事実ですが。
その中でも一年で一番忙しい時期に差し掛かっております。
入社1年目だった去年は2月3月のあまりの忙しさにやられました。
3月末というのは派遣スタッフや社員が一気に終了(退職)する時期。
ということは、あちこちの企業で派遣スタッフや社員を探しているわけで。
そう、毎年この時期にはそれぞれのクライアントから
大量のオーダーを受注するのです。
どれだけ他社のシェアを取れるか。
どれだけ自社のシェアを守れるか。
他社も必死。うちも必死。
この1、2ヶ月が踏ん張り時。
がむばります。
で。
日々この日記をつけていて
この仕事をしている人間として
やりたくて仕方ないけどやっちゃいけないこと。
『求人情報を載せる』
某外資系広告代理店でのセクレタリー!
某大手商社での貿易事務!
某大手化学品メーカーでの一般事務!
某スポーツ新聞社でのMACオペレーター!
某特殊法人での経理事務!
某大手商社での営業!
探してます探してます。
ご興味のある方はコチラまで。
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はっ。
あああああ、いかんいかん。
やっちゃいかんてば、ひゃっか。
魂は売るな。
憧れのオヤジ。
2003年2月21日うちの支社の平均年齢は20代後半。
支社長すら弱冠33歳。社内全体が若い支社。
なので実は密かに憧れていたり。
赤提灯の灯る汚い居酒屋で
「ひゃっか、営業ってのはよお・・・・」
と猪口を片手に赤い顔で語るオヤジな上司とか。
そして遂にそれに近い人物に出会えました。
うちの会社の某他部署の営業部長。50代半ば。
本日新規クライアントのオーダーヒアリングに御同行頂いたわけですが。
電話で同行をお願いしたときもクライアントの名前すら聞こうとせず。
というかこちらからクライアントの社名を言った際に
(カタカナでしかも長かったのか)
「おれおじさんだから覚えらんねぇよー。
んな名前の長い会社は取引したって契約書作りたくない。」と一蹴。
が、こちらも負けず強引にクライアントとのアポの時間を伝え同行依頼。
ビル前で私と待ち合わせていた部長は、私を見るなりひとこと。
「めんどくせぇなあ」。
私:「クライアントのホームページをプリントアウトしておきました
(とプリントアウトした紙を差し出す)。
先方は医学雑誌出版社、今回編集スタッフを正社員で欲しいようなんです。」
部長:「(紙には触れもせず)ふーん。ま、いってみっか。」
私:「・・・・・。」
まあそんなこんなで。
2人でクライアントの元へ向かったわけですが。
行って応接室に座ってからはそれはもう。
いやーすごいわ、あのキャラクター。
終始こちらのペース。クライアントたじたじ。
商談中に向いのクライアントだけでなく
隣の私に対してまでもギャグをかます余裕っぷり。
そのくせヒアリングすべきポイントはついていて、交渉力は抜群。
大胆不敵。余裕綽々。威風堂々。豪放磊落。傍若無人。
ああいう人が現役営業なんだから、
うちの会社もまだまだ捨てたもんじゃない。
クセのある、でもカッコいいオヤジ。とでもいいますか。
いつか一杯御一緒したいです。是非。
ARE YOU READY?
2003年2月20日数々の矛盾に遭遇し君は一体何処へ行く。
膨大な量の情報に翻弄され君は一体何処へ行く。
就職活動は理不尽・不条理なことだらけだと思っている君。
あまりの理不尽さ・不条理さに嫌気がさしたときはこう思えばいい。
「就職活動は『理不尽・不条理なことにどう対処するか』
を問われているのだ」と。
「会社に入る」ということは即ち「会社のやり方に従う」ということで。
会社ってそれはもう、君が想像もしないような
理不尽・不条理なことがてんこもり。
就職活動に柔軟に対応できずに理不尽・不条理だと嘆く人は
会社に入ってからも数多く経験するであろう理不尽・不条理に対応できず
あっという間に打ちのめされてしまう。
就活の理不尽・不条理。
会社の理不尽・不条理。
世間の理不尽・不条理。
さあ君はこれらに対してどう向きあう?
覚悟できてる?
数字と闘う。
2003年2月18日本日発表された2003年度の個人予算。
営業二年目の私、現在の売上は単月約2,000万。
それが4月予算では2,300万/月。
ピークの11月にはなんと予算2,700万/月。
きゃー。
1年足らずで単月700万売上を伸ばせと?
「予算必達、だからな。」
リ、リーダーその笑顔が怖いんすけど。
人材派遣も人材紹介も採用コンサルも教育研修も。
なんでもかんでもやろうと思えば営業一人でやれてしまううちの会社。
かといって大型案件なんてそうそう転がってるものではなし。
数字と闘う。営業の宿命。
そこには男も女もない。
今年も刺激的な一年になりそう。
きゃ☆
・・・・・。
快適新生活。
2003年2月16日水色のカーテンとレースのカーテン。
床下高めのベッドと床下にぴったり収まる収納BOX×4。
薄いストライプの掛布団カバーとお揃いのピロケース。
無印のコタツ台、白いラグ。
想像以上に物凄い勢いで出費がかさむ日々。
ここで一句。
東京で女で一人自立して
生きていくとは難しきかな
まっさらな部屋にまっさらな家具を置きたいから、
といろいろと捨てていったのはこの私。
頑張って働きまーす。
部屋を気に入ってるのはもちろんのこと、
この街を好きになれる予感、というより確信に近いものがあり。
体の奥から血が騒ぐとでもいいましょうか。
家にいても外に出ても週末は常時トランス状態。
これから自転車かっとばしてご近所探索へ。
うしゃっ。
追記:
引越しソング列挙。
奥田民生:イージュー☆ライダー
HITOMI:SAMURAI DRIVE
LOVE PSYCHEDELICO:FREE WORLD
SHERYL CROW:EVERYDAY IS A WINDING ROAD
スピッツ:エスカルゴ
斉藤和義:AGEHA
SUPERCAR:FAIRWAY
普段は聴かないアーティストもいますが・・・
引越しはイキオイ、というわけでイキオイソング達。