愛情の反対。その後。
2002年10月22日人に対して無関心・無神経であるということは、
時に直接的な言動による攻撃よりもその人を傷つける。
忘却もまたその一つ。
これが昨日学んだこと。
11月3日のダブルブッキングは結局飲みをパス。
幹事である友達の「また二回戦やるからさ!」のメールに心が救われた。
こちらにも多大な迷惑をかけてしまって申し訳ない・・・。
だけどライブの後にすぐバイバイなんて私も嫌だし。
3日の夜はライブの余韻に浸りながら
彼女にビールをごちそうして仲直りしよう。
時に直接的な言動による攻撃よりもその人を傷つける。
忘却もまたその一つ。
これが昨日学んだこと。
11月3日のダブルブッキングは結局飲みをパス。
幹事である友達の「また二回戦やるからさ!」のメールに心が救われた。
こちらにも多大な迷惑をかけてしまって申し訳ない・・・。
だけどライブの後にすぐバイバイなんて私も嫌だし。
3日の夜はライブの余韻に浸りながら
彼女にビールをごちそうして仲直りしよう。
愛情の反対。
2002年10月21日なんで私ってこうなんだろう。
数十分前まで楽しく食事してたのに。
帰り際、恵比寿駅ホームで。
山の手線の内回りを待つ彼女。外回りを待つ私。
「ねえ、11月3日って覚えてる?」
「え?11月3日?なんかあったっけ?」
「・・・。」
「ああああああ!!!!」
思い出した。レッチリのライブだ!!
「やばいっ。」
「え、なに?まさか忘れて予定入れてるとか?」
入れてる、入れちゃってるよまずい!
3日は夜から飲みの予定が入ってる!
あああああああ・・・。
なんでよりによって・・・。
参加者総勢10名、友達(幹事)が苦労して2週間ほどまえから日程調整して決まった今回の飲みは間違いなく・・・11月3日。
「ライブってスタート何時からだっけ?」
「え、4時半じゃなかったかな」
「・・・。はあぁ・・そか・・・よかったぁ・・」
確か飲みは20時新宿集合。
なんとか間に合うはず・・・。
「ごめん、実は夜から予定入れてて・・・」
「・・・忘れてたんだ?」
「ご、ごめん・・・」
彼女はそれっきり黙ってしまって。数十秒沈黙。
「・・・電車来た。じゃね。」
「あ、ばいばいっ」
・・・・。
反省。深く深く反省。
なんで私ってこうなんだろう。
数十分前まで楽しく食事してたのに。
目も合わせずに電車に乗った彼女。
ふとある人の言葉を思い出す。
「『愛情』の反対ってなにかわかる?
『愛情』の反対はね、『憎しみ』じゃないんだよ。
『愛情』の反対・・・それは、『無関心』。」
好きな人の無関心な態度に傷ついたことがあったのに。
それなのに大事な友達を傷つけてしまった私の無関心。
・・・無関心、というより無神経、かも。
ああ、深く深く深く反省。
数十分前まで楽しく食事してたのに。
帰り際、恵比寿駅ホームで。
山の手線の内回りを待つ彼女。外回りを待つ私。
「ねえ、11月3日って覚えてる?」
「え?11月3日?なんかあったっけ?」
「・・・。」
「ああああああ!!!!」
思い出した。レッチリのライブだ!!
「やばいっ。」
「え、なに?まさか忘れて予定入れてるとか?」
入れてる、入れちゃってるよまずい!
3日は夜から飲みの予定が入ってる!
あああああああ・・・。
なんでよりによって・・・。
参加者総勢10名、友達(幹事)が苦労して2週間ほどまえから日程調整して決まった今回の飲みは間違いなく・・・11月3日。
「ライブってスタート何時からだっけ?」
「え、4時半じゃなかったかな」
「・・・。はあぁ・・そか・・・よかったぁ・・」
確か飲みは20時新宿集合。
なんとか間に合うはず・・・。
「ごめん、実は夜から予定入れてて・・・」
「・・・忘れてたんだ?」
「ご、ごめん・・・」
彼女はそれっきり黙ってしまって。数十秒沈黙。
「・・・電車来た。じゃね。」
「あ、ばいばいっ」
・・・・。
反省。深く深く反省。
なんで私ってこうなんだろう。
数十分前まで楽しく食事してたのに。
目も合わせずに電車に乗った彼女。
ふとある人の言葉を思い出す。
「『愛情』の反対ってなにかわかる?
『愛情』の反対はね、『憎しみ』じゃないんだよ。
『愛情』の反対・・・それは、『無関心』。」
好きな人の無関心な態度に傷ついたことがあったのに。
それなのに大事な友達を傷つけてしまった私の無関心。
・・・無関心、というより無神経、かも。
ああ、深く深く深く反省。
苦手な人と付き合う方法。
2002年10月20日派遣スタッフが仕事を辞めたいって言ったとき
挙げられる理由で必ず上位にランクされるのが「人間関係」。
難しい問題。
私に関して言えば、会社の人間関係には恵まれてると思ってる。
上司や同僚はもちろん、職種問わず社内に素敵な女性の先輩が多いのはこの会社のいいところ。
ただ、そういう人ばかりかというとそうではなくて。
仕事する中でどうしても苦手な人はいるわけで。
やはり難しい問題。
「その人のいいところに目を向けるようにする。」
「あまり気にしないようにする。」
・・・そうはいってみても、ねえ。
挙げられる理由で必ず上位にランクされるのが「人間関係」。
難しい問題。
私に関して言えば、会社の人間関係には恵まれてると思ってる。
上司や同僚はもちろん、職種問わず社内に素敵な女性の先輩が多いのはこの会社のいいところ。
ただ、そういう人ばかりかというとそうではなくて。
仕事する中でどうしても苦手な人はいるわけで。
やはり難しい問題。
「その人のいいところに目を向けるようにする。」
「あまり気にしないようにする。」
・・・そうはいってみても、ねえ。
おひつじ座のあなたへ。
2002年10月18日本日18日はモテ日らしいです。
営業やってる合間に入ったコンビ二で立ち読みした雑誌から得た情報。
うーむ。
あ。結構当たってるかもしんない。
・・・・年齢性別人種を問わなければ。笑
痛い。
2002年10月17日『痛みに鈍感になることが大人になることだと思っていた』
殴り書きされた中学時代のノートを見つけてしまったこんな日はもう・・・・。
痛みをごまかして眠るしかない。
「WILLが弱いわね。」
2002年10月16日本日行われた顔合わせ*にて。
「なぜこの仕事をしようと思ったの?」
「何に自信を持っている?」
「この仕事はあなたにとって向いている?」
「仕事においてあなたは何を重視してる?」
圧迫感に満ちた空気の中たたみかけるように質問され、それにたどたどしく答えるスタッフ。
そんなスタッフを凝視したまま担当者(女性マネージャー)の質問は尚続く。
緊張のあまりスタッフはついにNGワードを口にしてしまった。
「なんとなく・・・。」
・・・・。
あっちゃー・・・。
スタッフの隣で固まった私に向かって担当者がばっさりと一言。
「WILLが弱いわね。」
・・・・本日の名言。
*顔合わせ・・・派遣スタート前にスタッフとクライアントが直接会って業務内容、条件、スキルなどについて確認し合うこと。
「なぜこの仕事をしようと思ったの?」
「何に自信を持っている?」
「この仕事はあなたにとって向いている?」
「仕事においてあなたは何を重視してる?」
圧迫感に満ちた空気の中たたみかけるように質問され、それにたどたどしく答えるスタッフ。
そんなスタッフを凝視したまま担当者(女性マネージャー)の質問は尚続く。
緊張のあまりスタッフはついにNGワードを口にしてしまった。
「なんとなく・・・。」
・・・・。
あっちゃー・・・。
スタッフの隣で固まった私に向かって担当者がばっさりと一言。
「WILLが弱いわね。」
・・・・本日の名言。
*顔合わせ・・・派遣スタート前にスタッフとクライアントが直接会って業務内容、条件、スキルなどについて確認し合うこと。
月はどっちに出ている。
2002年10月14日空を見上げると半月。
刺さりそうな三日月も真ん丸満月も良いけど。
こんな月もいい。
「空見てみな。月きれいやで。」
真夜中に突然携帯に入ったメール。
冬にも関わらず弾かれるように窓を全開にしたあの日。
彼への気持ちに気がついたのはそのメールがきっかけだった。
もう4年も前のこと。
今ごろ彼はどうしているのかな。
刺さりそうな三日月も真ん丸満月も良いけど。
こんな月もいい。
「空見てみな。月きれいやで。」
真夜中に突然携帯に入ったメール。
冬にも関わらず弾かれるように窓を全開にしたあの日。
彼への気持ちに気がついたのはそのメールがきっかけだった。
もう4年も前のこと。
今ごろ彼はどうしているのかな。
プライベート強化月間。
2002年10月13日上野から1時間。
常磐線電車に揺られて行った先は霞ヶ浦。
なんてほのぼのとした公園。
フリスピーをする5人組、お弁当を広げるカップル、犬と散歩中の老人・・・。
ささやかな幸せを感じられる週末がエネルギーの源だったりするのです。
常磐線電車に揺られて行った先は霞ヶ浦。
なんてほのぼのとした公園。
フリスピーをする5人組、お弁当を広げるカップル、犬と散歩中の老人・・・。
ささやかな幸せを感じられる週末がエネルギーの源だったりするのです。
黒ひげ危機一髪。
2002年10月12日月曜日に蒔いてしまったトラブルの種が金曜日に発芽。
今週は一日一日が「黒ひげ危機一髪」をやってるようなハラハラもんの1週間だった。
悪夢の金曜の午後。
来週からスタートする予定だったスタッフが就業できなくなってしまったことをクライアントに早く報告してお詫びしなければ・・・と思いつつ電話ボックスの中で考えること数分。
出るのはため息ばかり。
少し悩んでからダイヤルしたのは神戸に住んでいるフリーターの友人。
「もしもし。・・・うん、私。ひゃっか。」
「あ、久しぶりやなー。あんた今外回り中ちゃうん?
さてはまたこないだみたいに公園で鳩と戯れてるんやろ。笑」
「ちゃうわ。最近どうしてんかなー、と思って。」
「ああ、私?せやなー最近は・・・」
ひとしきりバカ話をしてから電話を切る。
深呼吸。
そしてようやくクライアントのダイアルをプッシュ。
人間そんなに強くない。
どこかでバランスをとらないと。
今週は一日一日が「黒ひげ危機一髪」をやってるようなハラハラもんの1週間だった。
悪夢の金曜の午後。
来週からスタートする予定だったスタッフが就業できなくなってしまったことをクライアントに早く報告してお詫びしなければ・・・と思いつつ電話ボックスの中で考えること数分。
出るのはため息ばかり。
少し悩んでからダイヤルしたのは神戸に住んでいるフリーターの友人。
「もしもし。・・・うん、私。ひゃっか。」
「あ、久しぶりやなー。あんた今外回り中ちゃうん?
さてはまたこないだみたいに公園で鳩と戯れてるんやろ。笑」
「ちゃうわ。最近どうしてんかなー、と思って。」
「ああ、私?せやなー最近は・・・」
ひとしきりバカ話をしてから電話を切る。
深呼吸。
そしてようやくクライアントのダイアルをプッシュ。
人間そんなに強くない。
どこかでバランスをとらないと。
営業会議で3時間。
2002年10月11日月に一度の営業会議。
いやはや。
まいります。疲れます。
22時過ぎまで会議ってどうよ?
「てめぇ契約決定数、少ねぇじゃねーか、あ?
この1ヶ月なにやってたんだバカヤロー!!」
「す、すみません!!」
「よくもまあ毎月毎月予算割ってくれるよな。
お前ここ3ヶ月達成したことねーじゃねーかよ!!」
「ほ、訪問件数を倍にします!!」
「口ではなんとでもいえんだよ!!営業なら結果出せ、結果!!!」
さて問題。
どこまでフィクションでしょう?笑
いやはや。
まいります。疲れます。
22時過ぎまで会議ってどうよ?
「てめぇ契約決定数、少ねぇじゃねーか、あ?
この1ヶ月なにやってたんだバカヤロー!!」
「す、すみません!!」
「よくもまあ毎月毎月予算割ってくれるよな。
お前ここ3ヶ月達成したことねーじゃねーかよ!!」
「ほ、訪問件数を倍にします!!」
「口ではなんとでもいえんだよ!!営業なら結果出せ、結果!!!」
さて問題。
どこまでフィクションでしょう?笑
表参道で関西弁?。
2002年10月10日だいぶ前に書いた日記:「表参道で関西弁。」
今日はあの日と全く同じシチュエーション。
ただ違うのはあの頃二年目だった先輩はもうアナウンサー三年目であり、入社したばかりであたふたしていた私ももう営業二年目である、ということ。
先輩と会うのは半年ぶりくらいかな。
東京に出てきてから会うのは・・・たぶん3、4回目。
会うたびに着実に夢に近づいてゆく先輩は、私の尊敬する人のひとり。
先輩に出会ったのは今から約3年前。
出会った当時の私に先輩が語った夢。
その夢が長い年月を経た今現実になろうとしつつあることを知る。
「夢は、叶うんだよ。」
叶えようとしている人がそう言うと鳥肌が立つ。
夢は、叶うんだよ。
憧れるでもなく、気負うでもなく。
焦らずに、でも着実に。
そこに向かって。
一歩。一歩。
止まることさえしなければ。
あきらめることさえしなければ。
今日はあの日と全く同じシチュエーション。
ただ違うのはあの頃二年目だった先輩はもうアナウンサー三年目であり、入社したばかりであたふたしていた私ももう営業二年目である、ということ。
先輩と会うのは半年ぶりくらいかな。
東京に出てきてから会うのは・・・たぶん3、4回目。
会うたびに着実に夢に近づいてゆく先輩は、私の尊敬する人のひとり。
先輩に出会ったのは今から約3年前。
出会った当時の私に先輩が語った夢。
その夢が長い年月を経た今現実になろうとしつつあることを知る。
「夢は、叶うんだよ。」
叶えようとしている人がそう言うと鳥肌が立つ。
夢は、叶うんだよ。
憧れるでもなく、気負うでもなく。
焦らずに、でも着実に。
そこに向かって。
一歩。一歩。
止まることさえしなければ。
あきらめることさえしなければ。
捨てたもんじゃない。
2002年10月8日派遣社員の方ならご存知な方もいるはず。
「紹介予定派遣」。
事前に定めた期間を派遣で就業し、期間終了後にクライアントとスタッフが双方合意の場合、スタッフは晴れてその企業の正社員になる、というもの。
企業にとってはスタッフの働きぶりをみてから正社員雇用を決められるし、スタッフにとっては正社員になる前に本当にその会社が自分と合うか合わないかを見極められる。
3ヶ月前。Sさんは3ヶ月の派遣契約期間で「紹介予定派遣」として私のクライアントに就業した。
彼女が大学を卒業して正社員で働いたのは誰もが名前を知っている上場企業。でもSさんはそこでの仕事にやりがいを感じられずに1年半で退職。そしてその後上京し、うちの会社に登録。
登録時「自分自身が任される仕事はなく、誰かから頼まれたものをさばいていく仕事でした。」
と前職について語った彼女。
「自分の責任で仕事ができる、そんなやりがいのある仕事がしたいんです」。
彼女に今回の仕事の内容を説明したとき、ぜひやりたい、と意欲的な返事が返ってきた。
その後クライアントと彼女との事前打ち合わせも無事終了し、派遣がスタート。
仕事に対しては非常に真面目な一方で、明るく気さくな性格だった彼女。
派遣先の評価も上々だった。
そんななか、私と彼女は・・・・
ひとつ年上だけれど、新卒で入社した時期が同じ2001年の春ということ、大学が私と同じ関西方面の大学だったということから話が弾んで。
いつの間にか一緒に飲みに行くほどの仲になった。
飲んだ席で盛り上がった。お互いの就職観から学生時代の話・・・いろんな話をしていくうちに、思ったのは彼女が本当に誠実で芯のしっかり通った素敵な女性だということ。
「ひゃっかさん、私今の職場でがんばって正社員になります!」
グラス片手にそう笑顔で言った彼女。
でも。結果的に、その言葉は叶わなかった。
残念なことに、派遣して2ヶ月目に派遣先クライアントの採用計画が変わり正社員をとらないことが決まったのだ。
新卒で入社した会社を1年半で辞めてしまった彼女は「二社目は長く勤めたい」と何度も口にしていた。
そんな彼女に。通常の派遣ではなく初めから「正社員の紹介」か「紹介予定派遣の紹介」のどちらかだけにこだわっていた彼女に、私は「派遣3ヶ月」という無駄な職歴を重ねてしまった。
誰が悪いというものでもない。
これは『紹介「予定」派遣』なのだから・・・。
派遣契約終了後正社員になるorならない、の意思確認をする際、スタッフからNOを言われる場合もあれば、今回のようにクライアントからNOを言われてしまう場合もある。そんなケースは初めてではない。
そう思ってみても彼女が正社員目指してどんなに必死で仕事をこなそうとしていたか、どんなに必死で新しい職場で馴染もうとしていたかを知っている私は悲しいやら悔しいやら申し訳ないやら・・・とにかくいろんな感情があふれてそのことを彼女に伝えたあと涙をこらえることができなかった。
私よりはるかに落ち着いた表情で、
「本当に残念ですけど・・・でも残り1ヶ月しっかりがんばります」
そう言ってくれた彼女。
今日は彼女がスタートしてから3ヶ月目。
派遣契約終了日。
「次の仕事、探します!」
今のクライアントでの正社員採用がなくなったことを話したとき、私は必死でそう言ったのに結局Sさんの次の仕事は決まっていない。
気まずい思いを抱きつつ、それでも3ヶ月間頑張りとおしてくれた彼女に感謝を言うと彼女はにっこり笑った。
「私こそありがとうございました。
残念ながらここでは正社員になれなかったけどやっぱりいい仕事を紹介してもらったと思います。次の仕事もひゃっかさんに紹介してもらいたいのでよろしくお願いしますね」。
・・・・ああ。
私のこの仕事って。
「紹介予定派遣」。
事前に定めた期間を派遣で就業し、期間終了後にクライアントとスタッフが双方合意の場合、スタッフは晴れてその企業の正社員になる、というもの。
企業にとってはスタッフの働きぶりをみてから正社員雇用を決められるし、スタッフにとっては正社員になる前に本当にその会社が自分と合うか合わないかを見極められる。
3ヶ月前。Sさんは3ヶ月の派遣契約期間で「紹介予定派遣」として私のクライアントに就業した。
彼女が大学を卒業して正社員で働いたのは誰もが名前を知っている上場企業。でもSさんはそこでの仕事にやりがいを感じられずに1年半で退職。そしてその後上京し、うちの会社に登録。
登録時「自分自身が任される仕事はなく、誰かから頼まれたものをさばいていく仕事でした。」
と前職について語った彼女。
「自分の責任で仕事ができる、そんなやりがいのある仕事がしたいんです」。
彼女に今回の仕事の内容を説明したとき、ぜひやりたい、と意欲的な返事が返ってきた。
その後クライアントと彼女との事前打ち合わせも無事終了し、派遣がスタート。
仕事に対しては非常に真面目な一方で、明るく気さくな性格だった彼女。
派遣先の評価も上々だった。
そんななか、私と彼女は・・・・
ひとつ年上だけれど、新卒で入社した時期が同じ2001年の春ということ、大学が私と同じ関西方面の大学だったということから話が弾んで。
いつの間にか一緒に飲みに行くほどの仲になった。
飲んだ席で盛り上がった。お互いの就職観から学生時代の話・・・いろんな話をしていくうちに、思ったのは彼女が本当に誠実で芯のしっかり通った素敵な女性だということ。
「ひゃっかさん、私今の職場でがんばって正社員になります!」
グラス片手にそう笑顔で言った彼女。
でも。結果的に、その言葉は叶わなかった。
残念なことに、派遣して2ヶ月目に派遣先クライアントの採用計画が変わり正社員をとらないことが決まったのだ。
新卒で入社した会社を1年半で辞めてしまった彼女は「二社目は長く勤めたい」と何度も口にしていた。
そんな彼女に。通常の派遣ではなく初めから「正社員の紹介」か「紹介予定派遣の紹介」のどちらかだけにこだわっていた彼女に、私は「派遣3ヶ月」という無駄な職歴を重ねてしまった。
誰が悪いというものでもない。
これは『紹介「予定」派遣』なのだから・・・。
派遣契約終了後正社員になるorならない、の意思確認をする際、スタッフからNOを言われる場合もあれば、今回のようにクライアントからNOを言われてしまう場合もある。そんなケースは初めてではない。
そう思ってみても彼女が正社員目指してどんなに必死で仕事をこなそうとしていたか、どんなに必死で新しい職場で馴染もうとしていたかを知っている私は悲しいやら悔しいやら申し訳ないやら・・・とにかくいろんな感情があふれてそのことを彼女に伝えたあと涙をこらえることができなかった。
私よりはるかに落ち着いた表情で、
「本当に残念ですけど・・・でも残り1ヶ月しっかりがんばります」
そう言ってくれた彼女。
今日は彼女がスタートしてから3ヶ月目。
派遣契約終了日。
「次の仕事、探します!」
今のクライアントでの正社員採用がなくなったことを話したとき、私は必死でそう言ったのに結局Sさんの次の仕事は決まっていない。
気まずい思いを抱きつつ、それでも3ヶ月間頑張りとおしてくれた彼女に感謝を言うと彼女はにっこり笑った。
「私こそありがとうございました。
残念ながらここでは正社員になれなかったけどやっぱりいい仕事を紹介してもらったと思います。次の仕事もひゃっかさんに紹介してもらいたいのでよろしくお願いしますね」。
・・・・ああ。
私のこの仕事って。
本日洗濯日和。
2002年10月6日朝から洗濯機ガンガン回してスピッツを聴きながら掃除。
本日秋晴れ。いい天気!
こないだの台風で金木犀が散っちゃったのは残念だけど、窓を全開にすると風にのってやってくるのは間違いなく秋のにおい。
中途半端だった衣替えも完璧。
インドアな一日もいいもんだ。
さてさて夜は借りてきたビデオを観ますか。
?ニュー・シネマパラダイス
?ガバリン
?サイダーハウス・ルール
・・・ジャンルバラバラ。
それぞれ違う人からオススメの映画を聞いてそれをそのままスナオに借りてきたからね。
まぁ一人ひとりの性格が出てますな。笑
本日秋晴れ。いい天気!
こないだの台風で金木犀が散っちゃったのは残念だけど、窓を全開にすると風にのってやってくるのは間違いなく秋のにおい。
中途半端だった衣替えも完璧。
インドアな一日もいいもんだ。
さてさて夜は借りてきたビデオを観ますか。
?ニュー・シネマパラダイス
?ガバリン
?サイダーハウス・ルール
・・・ジャンルバラバラ。
それぞれ違う人からオススメの映画を聞いてそれをそのままスナオに借りてきたからね。
まぁ一人ひとりの性格が出てますな。笑
とある金曜の夜。
2002年10月5日金曜の夜、19時半。
うんざりする程たくさんのカップルやサラリーマン、OL達に目もくれず、銀座を大股で歩きながら鞄の中をさぐって鳴り止まない携帯を取り出す。
先刻、支社に電話を入れて会社の戻り時間を20時に変更という旨の電話をしたばかりだ。
それから3分と経たずに着信。何事?
「○○会社の○○さんから至急連絡欲しいそうです。折り返しをお願いします。番号は・・・」
携帯を肩にのせてアシスタントの言う番号を手帳に書き取る。すぐにその番号をダイヤル。
「あ、ひゃっかさん?至急もう1名。テレオペ。
就業時間はいつもと一緒。来週には紹介して。
15日くらいからスタートして欲しいから。コケない人ね、長期でやってもらいたいし。」
「かしこまりました、ありがとうございます!すぐに人選いたします。候補者が挙がり次第またご連絡します。」
・・・・。
ひいいいいいいいいぃぃぃぃ!!!!!!
き、今日は約束があるんだってば!
20時に支社に戻って30分で帰る準備する予定だったのに・・。
そんな週末。かれこれ何回目?
・・・これでいいのか24歳(女)。
うんざりする程たくさんのカップルやサラリーマン、OL達に目もくれず、銀座を大股で歩きながら鞄の中をさぐって鳴り止まない携帯を取り出す。
先刻、支社に電話を入れて会社の戻り時間を20時に変更という旨の電話をしたばかりだ。
それから3分と経たずに着信。何事?
「○○会社の○○さんから至急連絡欲しいそうです。折り返しをお願いします。番号は・・・」
携帯を肩にのせてアシスタントの言う番号を手帳に書き取る。すぐにその番号をダイヤル。
「あ、ひゃっかさん?至急もう1名。テレオペ。
就業時間はいつもと一緒。来週には紹介して。
15日くらいからスタートして欲しいから。コケない人ね、長期でやってもらいたいし。」
「かしこまりました、ありがとうございます!すぐに人選いたします。候補者が挙がり次第またご連絡します。」
・・・・。
ひいいいいいいいいぃぃぃぃ!!!!!!
き、今日は約束があるんだってば!
20時に支社に戻って30分で帰る準備する予定だったのに・・。
そんな週末。かれこれ何回目?
・・・これでいいのか24歳(女)。
下宿キダよ、永遠に。
2002年10月3日郵便受けからいつものように日経新聞を取り出す。
・・・と、手紙が来てる。
ぴんときた。
先々週の三連休大阪で久々に下宿仲間集合。
そうそうそうそう、あのとき写真撮ったっけ。
予想通り、中身は私と元下宿仲間3人の写真が7枚。
1997年、3月末日。
高校卒業して束の間の春休み。
私と両親は木造築○十数年のボロアパートの前に立っていた。
大家である木田さんから部屋の鍵を受け取って、
初めてドアを開けた瞬間。
「汚っ。」という言葉が思わず口からこぼれそうになるのを我慢してホコリだらけの廊下を歩いた。
私がここの1号室の住人になったのはそれが始まり。
実家の福岡を出て大阪の大学に入学した私の住む場所を親が勝手に決めてしまったことを心底後悔し、恨みつつ胸に誓ったことは。
「絶対ぜったいゼッタイ。
お金貯まったらここ出て行く。」
だってだってだって。
風呂、トイレ、台所、全部共同だよ?
住人は同じ大学の女の子ばっかだよ?
となりの声、筒抜けだよ?
男子禁制だよ?
いくら家賃3万ちょっとだって、
早く出て行くしかないだろー!!
・・・それなのに。
結局4年間住み倒してしまったのは、他でもない、この写真に写ってる3人のせいだったりする。
とにかく皆貧乏だったのは間違いない。
食パンの耳をタダでくれるパン屋とか、
どこのスーパーが何時から安売りだとか、
バラで卵買ったから4等分して一人当たり十何円とか、
あたしたちはいつもそんなことについてかなり真剣に話していた。
でも貧乏だったから誰一人ここを出て行かなかったわけではなくて。
4年間ホントにおもしろおかしく暮らせたんだ。
それはあの子の壁に響くほどの大きな笑い声だったり、あの子のつくる絶品の肉じゃがだったり、あの子の鼻をかむ音で目覚める朝だったり。
そんな日常があったから。
イイことワルイこと、
誰かになにか事件があるたびにあたしたちは、
どっかしらの部屋に集合して、酒を飲んだ。
下宿キダ。
あっという間だった4年間。
あたし達があのぼろアパートで
泣いて笑ったあの時間は、消えない。
写真の中には卒業から1年半後のあたし達がいる。
状況も環境も違った今をそれぞれが生きてる。
でもこうして集まれば、またあの頃の時間が動き出す。
下宿キダよ、永遠に。
・・・と、手紙が来てる。
ぴんときた。
先々週の三連休大阪で久々に下宿仲間集合。
そうそうそうそう、あのとき写真撮ったっけ。
予想通り、中身は私と元下宿仲間3人の写真が7枚。
1997年、3月末日。
高校卒業して束の間の春休み。
私と両親は木造築○十数年のボロアパートの前に立っていた。
大家である木田さんから部屋の鍵を受け取って、
初めてドアを開けた瞬間。
「汚っ。」という言葉が思わず口からこぼれそうになるのを我慢してホコリだらけの廊下を歩いた。
私がここの1号室の住人になったのはそれが始まり。
実家の福岡を出て大阪の大学に入学した私の住む場所を親が勝手に決めてしまったことを心底後悔し、恨みつつ胸に誓ったことは。
「絶対ぜったいゼッタイ。
お金貯まったらここ出て行く。」
だってだってだって。
風呂、トイレ、台所、全部共同だよ?
住人は同じ大学の女の子ばっかだよ?
となりの声、筒抜けだよ?
男子禁制だよ?
いくら家賃3万ちょっとだって、
早く出て行くしかないだろー!!
・・・それなのに。
結局4年間住み倒してしまったのは、他でもない、この写真に写ってる3人のせいだったりする。
とにかく皆貧乏だったのは間違いない。
食パンの耳をタダでくれるパン屋とか、
どこのスーパーが何時から安売りだとか、
バラで卵買ったから4等分して一人当たり十何円とか、
あたしたちはいつもそんなことについてかなり真剣に話していた。
でも貧乏だったから誰一人ここを出て行かなかったわけではなくて。
4年間ホントにおもしろおかしく暮らせたんだ。
それはあの子の壁に響くほどの大きな笑い声だったり、あの子のつくる絶品の肉じゃがだったり、あの子の鼻をかむ音で目覚める朝だったり。
そんな日常があったから。
イイことワルイこと、
誰かになにか事件があるたびにあたしたちは、
どっかしらの部屋に集合して、酒を飲んだ。
下宿キダ。
あっという間だった4年間。
あたし達があのぼろアパートで
泣いて笑ったあの時間は、消えない。
写真の中には卒業から1年半後のあたし達がいる。
状況も環境も違った今をそれぞれが生きてる。
でもこうして集まれば、またあの頃の時間が動き出す。
下宿キダよ、永遠に。
台風一過。
2002年10月2日外回りの営業にとってはひどい一日。
ビルを出るたびに髪はぐしゃぐしゃ、スーツよれよれ、靴ぐしょぐしょ。
参りました。
でもこういうひどい天気の時はクライアントとスタッフがいつもより優しいんです。笑
「こんな天気の中わざわざ来てくださって・・・」ってね。
だからこんな日は既存まわりに限ります。笑
ビルを出るたびに髪はぐしゃぐしゃ、スーツよれよれ、靴ぐしょぐしょ。
参りました。
でもこういうひどい天気の時はクライアントとスタッフがいつもより優しいんです。笑
「こんな天気の中わざわざ来てくださって・・・」ってね。
だからこんな日は既存まわりに限ります。笑
新卒くん。
2002年10月1日うちの支社にも新卒が今年やってきました。
真っ黒で元サーファーで体育会系100%。
すごいです。
バカです。
一日100件回ってます。毎日。
すごいでしょ。
バカでしょ。
目をきらきらさせて、「俺やばいッス!仕事チョーおもしろいッス!」なんて言ってた彼も、いっちょまえに
スタッフがコケては落ち込み、企業からクレーム受けては悩み・・・・そんなこんなを繰り返し、
それでも最近なんだか「いい表情」しています。
そんな彼と一緒にようやく23時過ぎに退社。
電車にて。
「俺もう大概の失敗は経験してると思うんスけど・・・まだこれ以上辛いことってあるんスか?」
「まだまだあるよ。ヒラの営業をやってく上でもまだまだ辛いことはいっぱいあるし、あんたがリーダーになって、支社長になって・・・って上にあがる度にまた別の辛いことがそこにあるはず」
脅かしてやったら、彼はしばらく黙って
「・・・そうッスよね。二年目には二年目の辛さがあるように。ッスよね。」
「・・・・。」
ちくしょ、ナマイキ。
真っ黒で元サーファーで体育会系100%。
すごいです。
バカです。
一日100件回ってます。毎日。
すごいでしょ。
バカでしょ。
目をきらきらさせて、「俺やばいッス!仕事チョーおもしろいッス!」なんて言ってた彼も、いっちょまえに
スタッフがコケては落ち込み、企業からクレーム受けては悩み・・・・そんなこんなを繰り返し、
それでも最近なんだか「いい表情」しています。
そんな彼と一緒にようやく23時過ぎに退社。
電車にて。
「俺もう大概の失敗は経験してると思うんスけど・・・まだこれ以上辛いことってあるんスか?」
「まだまだあるよ。ヒラの営業をやってく上でもまだまだ辛いことはいっぱいあるし、あんたがリーダーになって、支社長になって・・・って上にあがる度にまた別の辛いことがそこにあるはず」
脅かしてやったら、彼はしばらく黙って
「・・・そうッスよね。二年目には二年目の辛さがあるように。ッスよね。」
「・・・・。」
ちくしょ、ナマイキ。
あまえんじゃない。
2002年9月28日「やらなければならないことはわかってる。
だけどそれができないから辛いんじゃん。
あんたにはわかんないよ」
簡単に言ってくれるね。
得意顔で他人に語る挫折なんて、挫折じゃないよ。
コンプレックスって自分の心の奥にしまってしまいたくて、必死に隠そうとして、それでも滲み出てしまうドロドロした悲しみの塊なのに。
本当、簡単に言ってくれるね。
だけどそれができないから辛いんじゃん。
あんたにはわかんないよ」
簡単に言ってくれるね。
得意顔で他人に語る挫折なんて、挫折じゃないよ。
コンプレックスって自分の心の奥にしまってしまいたくて、必死に隠そうとして、それでも滲み出てしまうドロドロした悲しみの塊なのに。
本当、簡単に言ってくれるね。