憂鬱。

2001年1月12日

さてさて。

年が明けて2000年。どうなることやら
わからない、春からどこで生きていくことになるのかもわからない、
そんな状況の中。

年明け早々、気分が重い。

「あなたの先入観や、偏見で、他人を見ないで。」

こういう言葉を言わせないで欲しい。

すれ違う会話。伝わらない感情。
テンポが違う。思想が違う。今まで生きてきた過去も、背負ってる未来も違う。そんなことは当たり前で、それでも小さな部分を共有できるようになりたくて。必死だった私はなんなんでしょう。もういい、と愛想をつかしたら反対にひどい言葉。

「私はあなたがわからない」
険悪になるといつもこう言って最後だった。

この言葉、使い方次第で告白にもなるのに。



30日は午後までバイト。そのあと実家・福岡に向かった。結局、実家に着いたのは30日深夜。

そして今日1月2日は早朝5時に実家・福岡を出て、大阪へ。正午からのバイトになんとか間に合った。
・・・本当に恐るべきシフトである。

今回の帰省は正味大晦日と元旦の2日間だけ。

2日間で何をしていたかというと、大晦日には大掃除、元旦には親戚を迎える準備(料理など)。
実家でも働いた。疲れのとれない冬休みだ・・・。

しかし収穫もあった。「バトルロワイアル」。今は映画で観たという人も多いかもしれない。たまたま実家の妹が本を持っていたので、2日間で集中して読んだ。

映画を観にいくつもりが、本を先に読んでしまったので気がそがれてしまった。おそらくこれを2時間かそこらの映画におさめようとすると、かなり薄い内容になってしまうだろう。映画も観たという妹に、キャスティングを聞いて、さらに観る気がなくなった。川田役が山本太郎とは・・・・。分不相応・・・。
そもそも中三の役は無理があるやん・・・。

まったく・・・15、16の子役っていいのがいないんだろうか?
15、16くらいの男の子・・・。
・・・検索中・・・・。
・・・検索中・・・・。
・・・検索中・・・・。

「えなりかずき」

突然頭をヒットしたこの名前に爆笑。

えなりくんがバトルロワイアルに出てたらおもろいだろーなー。
かえってリアリティーがあるかもしんない。
くくく。

本日、日記納めでございます。

振り返ると、「ちょっと何を書いたらいいのか
わからない」。胸が一杯になってしまう、
そんな一年でした。

この日記を読んでくださっているみなさん。
そして計らずもクリックしてしまった
みなさん。


どうか良いお年を。



本日12時〜22時でバイト(中抜け)、
明日もあさっても同じようなシフト。
アルバイトに忙殺されそうな年末だ。

初めてのアルバイトは、フレンチレストランの
ホールだった。それから中華料理屋、
イタリアンレストランを経て、今のバイト先は
ファミリーレストラン。

私は案内係をすることが多いのだけれど、案内一つにしても、なかなか奥が深い。土日においては、満席になってからが案内係の腕のみせどころ。ひとたび店に入ったお客様を帰さない(もちろん行列を見ただけ帰るお客さんはいるのだけど)ための交渉力。お待ちのお客様にメニューを手渡したり椅子を用意したりといろいろ工夫もする。

「いい席から順次案内する」のが原則とはいえ、満席の状態でいくつかの席が同時に空いたら、店の回転も考えて少しでも早くウェイティングゲストが解消されるように、どの席に案内するかを判断する。

?待っている客数と?存在する客席。
そしてそれぞれの条件(禁煙喫煙など)を踏まえてパズルのように頭の中で組み立てなければならない(実際に席も組み立てるしね)。頭と体を同時に使う仕事である。

今日は案内係ではなくホールスタッフだった。予想外に忙しくって、○○が切れた、○○がストップ、など続出。こういう時オーダーをとるホールにとっては本当にやりづらい。

本日の「印象に残った客とのやりとり」。
「申し訳ございませんお客様、苺のタルトは
ちょっと切らしておりまして・・・・。
かわりに別のものを・・・」
「えっマジで?苺のタルトの換わりになるもの
ってどれよ?おろしハンバーグ?ねえ?
どれ?ねえどれ?え?」
「・・・・・。」

こちらが全面的に悪いとはいえ、
こんな客には疲れ倍増。



故・山田花子。

2000年12月22日

山田花子のHPを偶然目にした。
といっても吉本お笑いタレントの山田花子ではなく、
女性漫画家・山田花子(故人)。

精神分裂病を患い、
24歳で投身自殺。

彼女の死の直前に書かれた日記は
「世間に対する嫌悪感」
「他人に対する嫌悪感」
「自分に対する嫌悪感」
で埋め尽くされている。

HPを見た感想は・・・。

「彼女ほど鋭い感受性を持たなかった
自分に対する安堵感」が99パーセント。
残り1パーセントの感情−。
・・・これが、実に、厄介。

リンク


恐怖。

2000年12月16日

二週間前。
家にいたチャリが突然姿を消した。
1時間にも及ぶ必死の捜索活動の末、
発見された場所は近所のコンビニ。

一週間前。
なななんと、またもや逃亡。
発見現場は・・・。
前回と同じコンビニ。
さすがチャリ。繰り返し家出を試みるも知能指数低し。


そして今日。

ヤツはなんと変身した。
昨日までT字型ハンドルだったのに、
Y字(カマキリ)型に!
カゴも一段と汚らしくなってリニューアル(?)。
でもそれ本体は明らかに「私のチャリ」。

なんでなんでなんで?
反抗期?
思春期?
家出を繰り返したかと思ったら、
今度は無断で整形手術。

いいかげんにしなさい(怒)!


 
・・・っていうか・・・・ストーカー?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

               寝よう。


営業志望の女。

2000年12月14日
「何回生?」    「4回生です」
「就職決まった?」 「決まりました」
「へえ。どこ?」  「人材派遣会社です」
「なにすんの?」  「営業です」

ここで一瞬会話が止まる。こんなやり取り、はじめてのことじゃない。
女性の営業って、そんなに珍しい???

全員営業からスタートと決まっている私たち新卒内定者の中にも「営業は不安」という女の子がいる。
確かに、厳しい仕事だ。ノルマは当然ある。飛び込みだってやるし、人材業界はクレーム産業、何かしらトラブルが起こってひたすらクライアントに謝る、なんてことだってザラだろう。遅くまで残業だってする。体力的にも精神的にも厳しい。

それでも「営業志望です」と言い続けた私。

就職活動を始めるにあたって、
まず事務系は性に合わないと思った。
パソコン関係も×。
一日中机に座ったままの仕事は無理。
外に出る仕事。人と接する仕事。目標がはっきりしていて、成果もはっきりと出る仕事。

・・・以上、自分の特性や希望を考えたら・・・

・・・営業?
・・・営業。
営業!

単純。

営業はどんな会社にも存在する職種。就活当初はもちろんいろんな業界に足を運んだ。やがてその中でも、「企画提案のできる営業」に目をつけ、その後さらに実際に見た中で興味を持った業界(広告、印刷、人材)に絞り・・・。
今に至るというわけ。

「女性の営業は厳しいですよ」

面接のなかで何十回と聞いた言葉。特に私は営業先が個人ではなく企業ということにもこだわったので、「女性の」は強調された。
何十社と落とされる。
自分という「商品」を売り込むことにこれほど苦労するのなら、営業は向いてないんじゃないか。そんなふうに思ったことだって、一度や二度ではない。

初めて内定が出たのは6月。営業で内定だったけれど、希望の業界ではなかった。そこからがまた長い。結局今の内定先から内定が出たのは9月末。
大変さの度合いなんて、人それぞれちがうけれど
「楽して決まった」人間では、決して、ない。

なんで営業なの?と聞かれる。
別にバリキャリを目指しているわけじゃない。
でも社会人としてのスタートを切るなら「営業」。
そんな思いがあった。
・・・あくまで「スタートを切るなら」であって、
この先どうなるかはわからないけれど。

女性の営業。
「強かさ」は必須条件かもしれない。

あきすとぜねこ。

2000年12月13日
クラスに一人はいたかもしれない。
円周率を恐ろしく細かいとこまで覚えてる奴。

実は私、さらにどうでもいいこと(というと語弊があるけれど)を、小3のころ必死で覚えた経験がある。あれから10年以上経つが、未だに忘れていない。

それは、数の桁。

万、億、兆・・・の先が言えるのだ。

ケイ、ガイ、ジョ、ジョウ、コウ、カン、セイ、サイ、ゴク、ゴウガシャ、アソギ、ナユタ、フカシギ、ムゲン(ムリョウ)ダイスウ。
ここで存在する日本の桁は終了。

たぶん合ってるはず(小3だったので漢字は覚えていない、というか習ってない漢字ばかりだった)。

・・・こればっかりは、これまでの人生で本当に、一度も役に立たなかった。恐らくこの先も役に立つことなく人生を終える可能性のほうが高いだろう。
しかしあのころは、まだ算数が好きだったのになー。嫌いになったのはいつからだろう?
今じゃ完全に理数アレルギー人間。

 理系の人とは、思考回路からして違うような気がする。最も身近な理系人は、兄だった。受験のころ数学をちょこちょこ教えてもらっていた私が当時苦手としていたのが、図形等「ココに気がつけばしめたもの」的な問題。だーかーらー、ソコに気がつくにはどうすりゃいいのさ!と腹が立ってしまうのである。兄はまるでお見通しってかんじですらすらすいすいすいっと「これはこうやったらこの定理が使えるじゃん」なんていう。

ふーんだ。

さて、本日のタイトル「あきすとぜねこ」は、20代の女性の方なら知っている、相性占い。
自分の名前と、好きな人の名前の母音を数字に代えて、足し算して出す相性判断法。
光GENJIの曲タイトルにもなった(古)。

しかしこちらの記憶は、「どうでもいいこと」ではない。こんど小学校の子どもたちに教えるもんね。
きっと必死になって足し算をやる子が出てくるはず。いひひひひ。

卒論に使うインタビューのため小学校へ(ボランティアで行っている学校とは別の小学校)。
私の卒論テーマは「総合的な学習の時間」。
インタビュー相手は、小学校の先生である。
忙しい合間をぬって放課後の時間を頂いた。
3時間にわたるインタビュー。もう少しポイントを絞っていればこんなに長い時間をとらせずに済んだのに・・・反省。

先生はこちらの質問に的確に答えつつ、最後には卒論のアドバイスまで与えてくださった。基本的に「人に教えることが好き」なのだ。
総合的な学習については、「教師の意識がまず変わらなければ総合はうまくいかない」と語る先生。
総合学習だけではなく教育に対する情熱が、多くの教師に欠けているという問題意識が根底にあるようだ。
貴重なお話が聞けた。

さて、これから本格的に執筆にかからねば。「体験したことから何を考えたか」をうまくアウトプットできるかどうかが、総合学習では重要。
これは卒論も同様である。

帰宅してすぐ、インタビューを録音しておいたテープを再生。

「生徒がこないだ家出して、夜中中探し回ってん」
「(教室のガラスを指差して)あの窓ガラス、ビニールになってるやろ?生徒が今日割ってん。どやってやったと思う?頭突きやで」
「髪茶パツでミニスカートのうちの生徒が、こないだ男に車で連れ込まれそうになってなあ」

録音されたテープより、一部抜粋。
一小学校の一クラスのなかで、こんなことが起こっているのも現実。


 大学生活中に遭遇した
 いくつかのちっぽけな分岐点。
 そこにはいつも彼らの音楽が流れていた。
  
「サニーディサービス」突然の解散。

彼らの存在を知ったのは大学1年の春。
彼らの存在を失ったのは大学4年の冬。

新歓コンパで飲みまくった1年の春。
ゼミレポートに追われた2年の夏。
就職活動に翻弄された3年の秋。
出席率が下がるばかりの4年の冬。

いつもいつも、ヘビーローテーションで
彼らの音楽が廻りつづけた。

バカバカしいこと、くだらないことに
もつれてからまってこんがらがってばかりの日々

だけど何かのきっかけで
「死ぬか生きるかって程の最大級に重大な出来事」
に遭遇したとき
支えになるのは
そんな時を過ごしたってこと

バカバカしい大学生活はかくしてまだ続く。

「別れの季節からとうとう
  逃げられなかったみたいさ
    それなら それでも いいよ」

今はまだとてもじゃないけど聴く気分になれない。
学校で後輩に会う。彼女は大学3回生。
いよいよ就職活動がはじまる。

膨大な量の情報に翻弄されて、
「何をしたらいいのかわからない」
「自分が何がしたいのかわからない」状態。

「先輩、いろいろ教えてください!」

1年前。私も彼女と同じく、
先輩に就職活動中いろいろと相談していた。
当時の先輩の内定先は、
「女性が働きやすい会社」
トップ3(女子大学生イメージ)
に入る人気企業。

希望した業界の会社、しかも大手。
さぞかし満足してるだろうなぁと思いきや、
複雑そうな表情をしていた先輩。

あのころの先輩の気持ちが少しわかる気がする。
「自分がどうしたいのか」
「何が一番自分を幸せにするのか」
自己分析は、就職活動が終わったら終了、
ではない。

たとえ今ビジョンが明確だとしても、
会社がそれを実現できる場所である保証はないし、
実際働いてみないとわからないことがたくさん
あるに違いない。

後ろ向きになっているのではない。
ただ、私の自己分析は、
これからもずっと続く、ということ。

ドラマチックな算数

2000年12月7日
「ある程度単位の取れた大学4回生」
ということで、大学の先生から
「研究先の小学校でボランティアをしてくれる
学生を探している」という話を聞いたのは1ヶ月前のこと。
卒論・自動車免許・卒業旅行資金稼ぎ・来年の生活準備・・・
やらねばならないことはたくさんある。
だが、自分がこんなふうに小学校の中に入っていける機会はそうそうない。卒業までだし、と安易に引き受ける。

以後週3日、午前中に、
小学校の先生の授業のお手伝い。

私に課せられたミッションは、
1年生の算数の時間中、クラスを見てまわり、遅れがちな子の計算をサポートすること。

ただ今繰り下がりの引き算を勉強中。
懐かしのマグネットタイルを使って悪戦苦闘している子のそばで指導・・・。
しようとするが、思うようにいかない。

「どこがわからないのかがわからない」
子どもたちに、
「わからないのはどこか」、
「どう説明したらわかるのか」
そのポイントを「彼らのわかることば」で、
探りあてる作業は、難しい。
「ここがわからない?」「こう言ったらわかる?」
「ここ?」「そこ?」と必死にツボを探す。
そうこうしているうちに、向こうの集中力が途絶えてしまう。数分ももたないんだなー、これが。

子供たちに意識を集中させるため、
教壇上でタイルを振りかざし、大ぶりなジェスチャーを交えながら、
あるときはささやき声、あるときは大声で、
引き算の計算方法を教える先生。

「12−5」をここまでドラマチックに語れる人は、そうはいない。

職人技である。
おりょ!プロフィールがはみ出ている!?

確か120字だったんだけど、どうやら大幅に字数オーバーしていたらしい。こーゆーことを、就職活動を終えてもやっちゃうあたりが・・あれだけリクナビのウェブエントリーで苦しんだのに学習能力なし(汗)。

そういえば、リニューアルしたリクナビは、字数カウント機能がついてていいかんじ。他にも新たなサービスてんこもりで、かなり力の入れようが見て取れる。もう一儲けたくらんでいるのか、リクルート。
就職活動中は、就職情報を商品としている会社も数社あたったので、興味はあって、それぞれのサイトをちょくちょく見たりしている。2000年度に関しては、個人的にはメガジョブが好きだったな。今年新たに出てきた会社もあって、ちょっとついていけなくなりつつあるが・・。
そういえば、大学に合格しても、しばらくの間、本屋で赤本を見るたびに立ち止まるクセがあったけど、今もそんなかんじ。就活を終了して今なお就職サイトをさまよう内定者・・・。

もう気持ちは固まっているんだけどね。

のっけから「期間限定」と銘打つのもどうかと思うけど、この日記の性質上、他人様の目にも触れる可能性があるので、たらたらとしたものにせず、あえてスッパリ区切りをつけてみようかと思う。大学を卒業する来年3月まで、ということで。
もちろん、予定は未定、なのでココロ変わりするかもしれないけれど。というか「卒業が来年3月」ってこと自体「予定は未定」状態なのだけれど(笑)。

本日卒論執筆のため、自宅でパソコンをパチパチ・・。テレビは笑っていいともテレフォンンショッキングのお友達紹介。この電話でのやりとり、ミョーに緊張して見てしまうのは私だけ?
「あまり知らない人との電話」が苦手で緊張してしまう私は、「あまり知らない人どうしの(かみ合ってない)電話」を客観的に見られないでいる(笑)。
もともと電話嫌いで、用事がないのに自分から電話する(できる)相手は2・3人。気のおけない友だち相手だとかみ合ってない電話にも「かみ合ってないよねー。ぎゃははは」とネタにできるからいい。

来年春からは人材派遣会社の営業として働く私。当然電話は毎日かけるであろう。
一抹の不安。




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