恋は遠い日の花火ではない。
とてもとても楽しかったけど
GWの一番の思い出は
函館の夜景でも
天橋立の群青の海でもなく。
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旅の終わりの直前、
京都駅構内でお茶をしてる間に
一緒にいた女友達と思いつきで
「過去を清算する会」結成。
大学時代、とてもとてもとても好きだったひとに
8年ぶりにメール。
彼の携帯が変わっていたらアウト。
変わってなくてメールが届いたとしても
返信が来なかったらアウト。
「どうせ無駄だって。」
って言いながらも
打ったメールには10分かかった。
2時間後、メールが来た。
メールの着信音に、動揺した。
メールを開こうとする手が震えた。
メールは彼からだった。
『久しぶり』
彼は8年間携帯を変えてなかったし、
私のことを忘れていなかったし、
あの頃と変わらない、
絵文字のない、句読点さえない、
とても素っ気ないメールが来た。
『俺明後日に中国行くねん』
その後の数回のメールのやりとりで、
彼が大学院に進み博士課程も終えて博士研究員として
中国で働く事になったことを知った。
そしてメールを送ったのが出発の二日前だったことも。
これだけ長い期間空白があった人と
8年経ってまた接触できたこと自体奇跡だったけど。
でも、あの頃と同じ、
彼はやっぱり「追いつけない人」のままだった。
恋は遠い日の花火ではない。
明日から日常、がんばります。
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