落書き。×3。
2004年1月18日<VOL.1>
昨日レンタルショップで借りてきたCDの歌詞カードに汚い字の落書き発見。
『音楽で人を泣かせるのはすばらしいことだ』
誰が見るでも無い、隅のスペースに小さな字で書かれているあたり、
迷惑行為の中にも若干の遠慮が垣間見える。
そのCDを聞いて泣きはしなかったけれど、
あなたのその衝動的行為に至るまでの感情の経緯はとても良くわかるよ。
そんなわけで、そのすぐ下に更に小さな字で追加メッセージ。
『私もそう思う。』
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<VOL.2>
部屋で美味しく本を読むレシピ。
材料は珈琲とクッション2個と髪留め。
『号泣する準備はできていた』
読む準備を万全に整えて、いざ、いざ。
「じゃこじゃこのビスケット」が好きだな。
カッターで削られた机の落書きのような作品。
ざらっとした感触がそこに残る。
若さなんて鬱陶しいだけだ。
ルーズソックスで女子高生全てを括るような馬鹿な大人にだけはなるまい。
そんなこと思っていた、17の頃。
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<VOL.3>
神保町の「さぼうる」にて、熱くて濃いココアを頂く。
学生時代からずっとお気に入りの店だというこの店に、
私を紹介してくれてありがとう。
「この辺のどっかに俺も昔書いたんだよね。落書き。」
ねえ。
いつかそれ、見つけようよ。
一緒に。
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