下宿キダよ、永遠に。?。
2004年1月12日大学時代の下宿仲間とは卒業後も年一回ペースで会うことを決めていて。
この日記によると、前回会ったのは2002年の秋。
今回はこの連休を利用して金沢に一堂集結。
1泊2日の小旅行。
東京組の私は金曜の夜会社から帰宅して30分で荷物をまとめ、
23時40分新宿発金沢行きの夜行バスに乗車。
到着したのは土曜の朝7時。
バスを降りた瞬間、余りの寒さに眠気も覚めた。
でも空気は澄んでいて空は綺麗。
寒い時期に寒いところに行くのは嫌いじゃない。
その後は時間差で続々と集合。
・・・旅日記は本腰入れると膨大量になりそうなので単語列挙。
・兼六園
・近江町市場
・ひがし茶屋街
・忍者屋敷
・香林坊
・冶部煮
・豆板
・垣穂
・蟹
・加賀鳶
・天狗舞
・黒帯
・千取川
・友禅
・九谷焼
土地を楽しみ、空気を楽しみ、景色を楽しみ、風情を楽しみ、名産品を楽しみ、食を楽しみ、酒を楽しみ、その土地の人との会話を楽しみ。
ハプニングもあったりしたけどそこはそれ。
ハプニングやトラブルを笑いのネタに変えることを学んだのは
この人達からだ、そういえば。
そんなわけで旅を楽しみつつ恒例の近況報告会。
一人は山口で高校教師、一人は私と同じく東京で会社勤め、
そしてもう一人は今もまだ大阪で下宿生活をしながら博士に進んでいる。
今や唯一の大学&下宿関連の情報源である博士院生の彼女の話によると「下宿キダ」は遂に今年なくなってしまうらしい。
大家である木田さんが改築したいらしく、近いうちに私らが住んでいたアパート部分を取り壊すのだそう。
それを聞いて皆無言。
確かにいつそうなってもおかしくない位の築年数だったけれど。
床は歩くたびにギシギシ鳴って、板が抜けそうだったけど。
お風呂は赤いマーク(お湯)の蛇口からお湯ではなく水が出たりしたけど。
ってか最悪のときには水すらも出なくなったりしたけど。
・・・けど。
やっぱり大学時代の4年間を過ごしたあの場所が、
完全に思い出の中だけの存在になるのは淋しい。
月日は流れる。確実に。平等に。
私にも、目の前の彼女らにも、下宿キダにも。
沈黙のあと。
次会うのは何処にしようか、と誰かが言った。
次会う時はうちらどうなってんやろな、と誰かが言った。
一年後。
どうなってんやろうな、私たち。
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