寛容な不寛容さ。

2003年6月3日

会社帰りにご飯食べてこうよと誘われて

終電も近いので駅そばの高架下ラーメン屋へ。


  

向かい合ってラーメンを食す。

最近の彼女は少し情緒不安定気味。


  
  
 
あの人が好きみたいなんだよね、とぽつりと言った。
 

   
  
「周りにも自分にもマイナスなのはわかってる」とか。

「でも好きな気持ちは止められない」とか。


 
 
目の前の彼女は悲しい笑顔でそんなことを言う。
   
彼女が真剣だと思ったので、私も真剣になることにした。
    
 
 


彼女の話を聞き終えてから深呼吸。 
  


   

んで。

その後の私といったらもうおよそ私らしくもなく。  
  


  
彼女の言うこと全否定。全非難。

ばっさり、ざっくり、容赦なく切りつけた。

相当キツイことを言った。

彼女がどんな言葉に傷つくかを知っていて、

敢えてそれを選んで言った。

彼女の表情が歪んだ。
  
  


      
それで諦められるならそれまで。

それで諦められるならそれまで、でしょ。
  
私が全力で止めて、それで諦められるぐらいのものなら諦めたほうがいい。  
  

  


    
別れた数分後、電車の中でメール受信。
  
『今日はありがと。

もう少ししたら、解放してあげるから。もう少し付き合ってね』
    

  

  
私の寛容な不寛容さを彼女は見逃さない。  
  


  
  
『長引いても付き合ったげるから安心しな』

と、返信。
  
  
ホントだよ。

気が済むまで付き合ったげるから。

安心しなさい。
  


     
 

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