さよなら傑作黒頭巾。
2003年5月17日金曜の夜、23時30分。
電車に揺られていると突然けたたましく鳴り響く着信音。
いつもの彼女からの呼び出し。
「もしもーし。ひゃっかぁ?今ちょっと落ち込んでてさあー。会えない?」
はー。
やれやれ。
タクシー帰宅覚悟で新宿で途中下車。
彼女は既に相当に酔っていて。
私を見るなり「会いたかったあぁ」と甘えた声で抱きつく。
店の中でビールを一口飲んだ後。
仕事、クビになるかもしれない。と言った。
話に相槌をうちながら聞いていた私。
ふいに彼女が真顔になって言う。
「私はひゃっかのそういう所が嫌いなのよ」
そこからはもう。
女二人酒飲みながら喧嘩。
「見下したような顔してさ。いっっっっっつも。」
「見下されてるって思ってたわけ?」
「思ってたよ」
「は?なにそれ。それこそ私を見下してない?馬鹿にしてんの?」
「いつも余裕ですって顔して」
「余裕なんて無い。つうか言うか言わないかの違いじゃんか」
「でも」
「なんかすっごい頭くんだけど」
以降、酒酔ってて何言ったか覚えてないけど。
本気で腹が立ってビールぶっかけて店を飛び出したい衝動にかられた。
しかしこれまた酒に酔ってて覚えてないけど。
なぜか気がつけば2人、サンドイッチを無言でほおばっていて。
とりあえず食欲が満たされた後、それぞれタクシーで帰る。
ま、そんな夜でした。たしか。
起きて今現在、当然ながら二日酔いなのですが。
重要なことが思い出せないのです。
はて。
私達、結局。
仲直りしたんだっけ?
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